理事長 松矢 康彦
平素より、本学園に温かいご支援を賜り厚く御礼申し上げます。
本学園は、1926年(大正15年)、大阪府豊能郡箕面村に箕面学園尋常小学校として創立されて以来、中学校、高等学校、幼稚園を順次設立し、2025年に創立100周年を迎えることになりました。
この間、幾多の困難もありましたが、建学の精神である「教養高い社会人の育成」を根幹に成長を遂げ、本年4月には総生徒数2,400名を超える学園となりました。これも保護者の皆様をはじめ、学園関係者の強いお力添えがあってのことと改めて感謝申し上げます。
私たちを取り巻く社会環境や人々の価値観は大きく変化し、これからも不連続が連続するような予測不可能な時代が続くでしょう。だからこそ、本学園で育てたい力は、自分で選び、決めて、チャレンジする、という「社会を生き抜くための主体性」です。箕面自由学園の幼・小・中・高では、それぞれのステージ毎に、時代に流されない普遍的な力、その礎を築いていきます。
これからも「選ばれ続ける学園」をめざし、力強く歩み続けて参りたいと思います。皆様方の変わらぬご支援をお願い申し上げます。
学園長 田中 良樹
平素は本学園の教育活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
本学園が2025年に100周年という大きな節目を迎えるにあたり、改めて教育における「不易と流行」について、たくさんの児童・生徒を目の前にして、考えさせられる毎日です。
変えてはならないもの、それはすなわち、本学園の建学の精神にも通底するものですが、学齢に合わせた体験的な学びを基盤とし、子どもたちの主体的な取り組みをとおして自己肯定感を育み、自ら挑戦を促していく教育です。これは建学
の時から変わらない常にめざすべき指針であり、また変化のスピードの速いグローバル社会においてこそ不可欠なものだと考えています。
反対に、この変化にあわせて変わらなければならないこともたくさんあります。ICTを駆使した効率的かつ効果的な授業の展開、グローバル社会で協働するための英語力・国際感覚の育成、学校外の社会とも結びついた実践的な学びの場、高度情報化社会においては個の発信力を磨くことも必要になりました。あれもこれもと考えてしまいますが、箕面自由学園においては、人生における太い幹を育てることをこれからも大切にしていきます。
自分のアタマで考える、自分で決める、最大限の努力をする、そしてその過程からそれぞれの価値をつかみ取る。この本質的な「自ら学び続ける力」を携えて、この学園から飛び立って欲しいと願っています。
少子化の時代、箕面自由学園が永続的な発展を遂げるために、教職員一同これからも子どもたち一人ひとりと真摯に向き合い、地域の皆様から愛され信用される存在として、また卒業生の皆様から誇りに思っていただける母校としてあり続けたいと思います。
そのためにも、これからも皆様の変わらぬご指導とご支援をいただきたく存じます。どうぞよろしくお願いいたします。
桂門会 会長 西村 勝正
平素は同窓会の運営にご支援・ご協力を頂きましてありがとうございます。
学園を卒園・卒業した方々が約25,000名の会員がおられます。私たち同窓会の目的は学園の発展に寄与することです。いわゆる学園の応援団です。園児・児童・生徒のためにいろいろと支援をしています。各年度に行われる行事への支援や卒園・卒業生へのお祝い、創立記念として設備資金の支援など行なわせていただいております。
この度、同窓会は『桂門会』と改名しました。卒業した方々は同窓会とはクラス会と混同されて組織のイメージが薄い事が分かり、改名することになりました。
歴代校長の太田先生と当時、教育顧問の浅野先生が箕面自由学園の愛称を桂門とされました。『桂』は万葉読みで『かえで』と読みます。その由来で『もみじ』の学園は桂門となりました。
今後、同窓会は『桂門会』として馴染んでいただきたいと思います。
学園は大正15年(1926年)に今の箕面3丁目で箕面学園尋常小学校として創立しました。その後、先の大戦などがあり学校も移転を繰り返し、昭和22年(1947年)10月5日桜井の丘の上に雑木林と竹やぶを整地して学園を再建し、教育概要は『自然の子として明るく朗らかに成長させること』でした。その功績は、学園を愛する多くの先生、保護者、卒業生の方々のご努力の賜物だったのです。学園は2025年に創立100周年を迎えます。今後ますますの発展を『桂門会』は支援していきますので皆様のご協力をお願いします。
私たち『桂門会』は学園の生徒たちの未来(あした)を応援します。