1年Ⅰ類 グローカルリーダー育成プロジェクト

9月17日(木)のLHRを利用して、向井理さん主演で映画化もされた「僕たちは世界を変えることができない」の原作者で、大学在学中にカンボジアに小学校を建設するなどの国際貢献を行った国際医療団体あおぞらの理事長で総合診療医の葉田甲太先生をお招きし、講演をしていただきました。

また、講演終了後、葉田先生に加え、インドや東南アジアのベンチャー企業と日本企業を結ぶ活動をされているRebright Partnersの段原亮治にもお越しいただき、ワークショップも開催しました。

講演では、葉田先生の人生を変えたカンボジアでの経験や、世界の国々で苦しい状況下で生きておられる方々の生活、葉田先生が取り組んでおられる医療支援についてのリアルなお話などを語っていただきました。

一般論に終始するのではなく、「世界で一番多くの人を救っているのはビル=ゲイツである」「国際貢献をしている医師は低い収入で、危険と隣り合わせで活動している」「誰か、では無く「知っているこの人」なら救いたいと思える」「乳児の命を救うのは、医者で無くてもできる」など、データも交えながらのインパクトあるお話の連続と、葉田さんの独特の語りで多くの生徒が衝撃を受けたとように見受けられました。

最後に「自分が行動するのは、「笑顔を見たい」という自分の思いのため」「自分のやりたいことに「誰かのため」が合わさると夢は必ず叶う」と話されていたのが非常に印象的で、講演終了後も次々と生徒たちから質問が飛ぶ熱いイベントとなりました。

ワークショップでは、事前に生徒から送られた課題について葉田さんが答える形でセッションが進み、鋭く時にユーモアも交えた葉田さんのお答えに、生徒たちは大いに刺激を受けたようでした。

段原さんのセッションでは、世界の医療やIT、インドの実情などのお話の後、問題解決の方法論やデータ分析の考え方などをワークショップ形式で進め、こちらも熱い激論が交わされていました。

生徒たちにとっては、「感じて」「考えて」「表現する」濃厚で熱い1日になったと思います。