校長通信⑯「自由の丘から」

学園の丘の桜が満開になり、木々や草花から春を感じる季節となってきました。

箕面自由学園小学校校長に就任して、あっという間に2年が過ぎました。児童たちの人なつっこさ、生き生きとした笑顔、大きな声でのあいさつ、保護者の皆様との語らい。本当に楽しく、あっという間に時間が過ぎたという感じがします。

学園の丘の上には、幼稚園、小学校、中学校、高等学校が存在しています。2200名以上園児・児童・生徒が学んでいます。その4校園が協力し合い、刺激しあい、教育的効果を高めあうということを積極的に進めてまいりたいと考えています。私立学校として、より充実した小学校教育へご期待ください。

2025年は、創立100周年を迎えます。

大正末期、男女共学の新進気鋭の私立小学校として、箕面の地で産声を上げて100年。

戦争をはじめ幾多の試練を、先達たちの努力と工夫によって乗り越えてまいりました。その歴史伝統を受け継ぐものとして、この目まぐるしい変化の激しい現代社会において、『教育に求められるもの』について考え続けなければならないと思います。教育に携わる者だけではなく、保護者の皆様方とともに、時代の流れをしっかり着実に歩んでいきたいと思います。変わらぬご協力をよろしくお願いします。

 

毎年掲げております小学校のテーマについて、2025年度は『けい』といたしました。

皆様は『けい』という響きから、どのような漢字・言葉を 想像するでしょうか?「敬」「慶」「啓」「経」「継」「恵」・・・こう並べてみると、『けい』という言葉からは、相手を尊重する・喜び・受け継ぐことを感じます。まさに、先達から受け継いできた学園!時代が変わり予測不可能な社会であると言われていますが、私たち人間の本質、知恵は変わらず次の世代へと受け継がれてきました。 失敗を恐れず、「チャレンジ!」失敗してもそこには新たな学びがある。そして、仲間とともに成功するまで頑張る!そして、ともに喜び合う。

小学校では、「五感を使った体験と学びにより教養を深め、高い志をもってなりたいものを目指す」を目標として教育活動を進めてまいります。引き続き、ご理解とご協力を賜りますようどうぞよろしくお願いいたします。