今回紹介するのは『体感する国語』です。
本校の建学の精神「豊かな自然環境を基盤に、体験と実践をとおして、伸び伸びと個性を発揮できる教養高い社会人を育成する』にあるように、行事にとどまらず、各教科においても”体験と実践”を意識して授業に取り入れています。※単元による
1年生の国語では、「あいうえおであそぼう」の単元を学習しています。子どもたちに、分からない言葉を尋ねると、「かきのみ くわのみ」が出てきたので、急遽中庭を見に行くことに!今、中庭には、柿の青い実と、熟れた桑の実が、たわわに実っています。
柿の実は、みんなの通り道にあるのですが、あまり意識したことがなかったようで、落ちている実を早速拾って「柿の赤ちゃん!」「固~い」など、嬉しそうに見せてくれました。
また、ブランコの後ろにある桑の実は、みんなにとっても気になる存在だったようで、「これ桑の実!?」と、驚きと納得の表情。
桑の実は、「食べて!」と言わんばかりの熟れ具合で、本当は美味しいのですが、目で味わって、教室へ戻りました。
教室へ戻ってからは、「かきのみ」を主語にして、文を考えました。
「かきのみを、ひろう。」
「かきのみを、みる。」
「かきのみは、かたい。」などなど…
中で、「かきのみは、みどりいろだ。」という文が出てきたので、「食べごろでない果物を、青いということがあるよね。若いっていう意味が、青いにはあるよ。」「でも信号は、緑色でも青いっていうことがあるよね。」などと、色の持つ意味に触れることができました。
また、その後は助詞の学習で、ペープサートを作り、みんなでいろいろな文を作りました。
自己紹介からスタートして、自由に活動したのですが、「アイガモを、みる。」や「ハツカダイコンを、そだてる。」など、いろんな文が生まれていました。
助詞を正しく書くことは、1年生にとってハードルが高いことです。「は・を・へ」を正しく使い、表記できるようになってほしいです。
体験が学びを広げてくれた1コマでした♪体感する国語!イイネ👍