※併設中学校の『自由の丘』より抜粋
『学校教育に求められるもの』
私たちを取り巻く環境の変化、特に学校教育に関しての変化は、すさまじいものがあります。全国的な高校の授業料の無償化(入学金等は除く)、この政策に関しては、大阪府は先駆けて取り組んでおりましたが、全国的に大きなうねりが来ています。本校の高等学校、昨年度入試は2200名を超える入試(大阪私立学校で2番目の受験者数)で、入学者が800名となりました。特に専願者が急増しました。「授業料が無償化なら私学へ」ということでしょうか。かといってすべての私学に受験生が集まっているわけではありません。
(なお、本校中学校の昨年度入試も、のべ616名の受験者、145名の入学、4クラス体制、併設小学校も安定的に2クラス50名が入学してきています。)
今年度入試の展望を語るのはまだ早計ですが、4月からの外部・内部の説明会イベントの集客数をみても、小・中・高ともに、昨年度を上回る状況が続いております。これは、一過性のものなのか、無償化の影響+αなのか、MJGの取り組みが時代にマッチし、子どもの可能性を広げるということが広く認知されてきたのかなど、いろいろな角度から、分析を試みています。
加速する少子化をうけて財務省が提唱した私立大学4割削減案も波紋を広げています。同省は令和22年(2040年)までに250校減らすべきだと提唱しています。現在の大学数は813校、うち私立大学は令和6年(2024年)時点で、624校あり、まだ、増加傾向にあります。財務省と文部科学省、それぞれの立場での議論が続くであろうと思われますが、高等教育に求められるものが、時代の大きな変化に伴って変わるのは必然、「学校」というものの存在意義と価値、そして、求められる変化に対応しきれるのかどうか、これは大学だけの問題ではなく、高等学校も同じ問題提起をされていると感じます。(考えてみれば、これはいつの世も同じで、「例年通り」という言葉を使うようでは、進化発展の種を見失ってしまいます。)
最近の教育現場においては、探究学習が大流行りです。本校も文理探究・クラブ探究とコース名に「探究」というネーミングを使っています。(他コースにおいても、授業の中で、また、自主研修、デザインタイム等の中でも探究的要素が反映されています。)これは、「解のない問いに挑む」という社会の要請、また、大学入試方式の変化に伴ってという側面もありますが、「時代の波に流されて、自分たちの主義主張を見失わないようにしたい」と常々、心に期しております。
教育現場は、「不易と流行」、すなわち、時代の流れに従って変えなければならないものと変えてはならないものをしっかり見極めることだと考えています。
本校の「探究」には、先を急ぐだけではなく、立ち止まって自分でしっかりと考え、自分なりの方向性を導き出す力を養成することに主眼を置いています。「立ち止まって、深堀り」です。そのためには、心身の余裕、基礎学力の養成、教養を高める、鳥瞰的に物事を見る視点、それと自分の好きなことに没頭する「こだわり」とそれを可能にする環境が必要なのではないかと思います。
「学習は深堀り、人間教育は先取り!」
MJGは、生徒、教職員、保護者も「ともにチャレンジを楽しむ学校」でありたいと考えます。幼稚園、小学校、中学校、高等学校は1つの丘の上で学んでいます。今年度は、児童・生徒数は約2700名となっており、教職員も含めると約3000名です。目標とすべき先輩がすぐそこに存在します。
「元気、勇気、笑顔」、しっかりと目を見て挨拶をする、自己管理(セルフマネジメント)、「自分で決めて努力して、努力して、つかみ取る」、そして、「命はひとつ。自分の命は自分で守る!」、校長講話で言い続けています。

